馬場 勉のコラム
『自今生涯』
第23回
菅政権の前途は多難
2010年07月12日
7月11日(日)。第22回参議院選挙があり民主党が大敗。過半数割れになりネジレ国会になった。予測の精度が緻密かつ高くなり大勢はわかっていたが、54議席から44議席に10も減るとは、誰も余り予測していなかったと思う。民主党は、言うことがブレたり、約束したことを反故にしたりするので嫌われる。まだ、野党気分が抜け切らず責任感が乏しいように思う。
過去に、風が吹いて自民が大勝したり、民主が大勝したりしたので、国民は選挙に興味を持ってきた。自分達の一票で世の中が大きく変わるということが分かったからだ。今回は、国民が意外と冷静だった。無関心ではなく、冷めた目で評価したのだ。勝つために姑息な手段を使って、ボロの出ない内に選挙をしてしまおう、という浅はかな考えだった。国民をバカにしてはいけない。それなりに熟考している。これからどうなるかは、興味のあるところだ。一寸先は闇。ただ、謙虚に地道にやって欲しいと思う。
大相撲の名古屋場所が始まった。テレビ中継されないのは困るが、ダイジェストで見られるのは、時間の有効活用の面から良いことだ。
また、第19回ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会はヨハネスブルクで行われスペインの勝利で終わった。ゴールに打ち込めそうで入らないのがサッカーボールだが、ここ一発が、見るものを興奮させた。高度なプレーは、やはり価値がある。