馬場 勉のコラム
『自今生涯』
今年は、半分がすでに終わった。後半戦に
7月に入った。半年分が過ぎ去った。梅雨の最中だからジメジメ感を想定しがちだが、昨今の梅雨は、男性型で雨が降る日と晴れているときが、比較的はっきりしている。これも地球温暖化の現象かもしれない。いや本来、女性型に違いないが、女性が昔の元気な肉食男性にシフトしているのかもしれない。
本格的な夏も間近い。夏休みをどう過ごすかだが、私は特に休日はない。その気になれば仕事を前倒し、あるいは、後倒しにして休日をつくることができるのだから、自由業のいいところである。が、反面不自由なところでもある。
時間の経つのが早く感じられる。人間はいくら長く生きても常識的には100歳まで。いつかは必ず死ぬ。だとすれば、人生の残りがだんだんと少なくなって行くのだから、一日一日を大切にしなければと思うようになった。時間は貴重である。ムダにしてはならないのだ。
私の残された日々は、100歳をリミットとして、残り30数年。だから、1万日余。まだ1万日ある。これをどのように過ごすかである。あくまで、現役を貫くとしても、年齢と経験に相応した生き方をしたいと思う。年をとるにしたがってやり残したことがあると反省し、欲張ってあれもこれもしたいと考えるようになった。実年齢に7掛けしてみれば、まだ40歳代。だから、岡山で活躍されている銀行等の支店長と同年齢と考えて張り切って働くことにしようと思っている。例えば、都市銀行や大手企業などの支店長クラスは、40歳代の人が主流を占めている。いまだ会合などに出席しても、話も合うし、さほど年齢差を感じないので、心身ともに若いと思っている。が、そう思うのは私だけで、世の中のだれしもがそう判断してくれるのかどうかは、別問題である。
いずれにせよ、休み休み一生懸命ガンバッテみよう。一般的な定年退職後は、自由気ままに、悠々自適に暮らしたいというような考えは私にはない。
世の中には、色々な問題が毎日起きるものだと思う。いちいち本気で考えていたら、命がいくらあっても足りなさそうだから、程ほどに考えたい。だが、コラムを書く命題を適当に与えてくれているのだから、それなりに反応して、自説を書いてみるのもよかろうと考えている。ではまたね。