馬場 勉コラム
『自今生涯』

第167回

国民に見放されたNHK

 私のコラムを、楽しみに読んで下さっていらっしゃる人がいる、とのことで恐縮しています。執筆する回数が少なくなっているとの御指摘もあり、心して熱心に書きたいと思います。

書きだすと一気に書けるのですが、執筆する気持になるのがなかなか大変なのです。

桜の季節も終り、新緑の頃となりました。清々しい気候になり、しのぎやすくなりました。

4 月中頃金沢市で経済同友会の全国大会があり出席。小旅行に参加して、能登半島の輪島まで行ってきました。「加賀屋」さんという「おもてなし」の評価が日本一ということで期待して行きました。悪くはなかったのですが、他のホテル・旅館と若干の差だったようでした。京都の祇園に匹敵するように、金沢には 3 ヵ所の茶屋街があるのですが、養成制度などは違うようです。それにしても金沢には料亭街や茶屋街が残る長年の文化があるのですが、それを支えるのは金箔に始まる金商品です。岡山には残念ながら遊びの文化がないようです。江戸時代の池田藩の時代からの締め付けで、今でも性風俗というか遊びには厳しい対応をしてきているようで、かつては教育県として名高かったのですが、最近はさっぱりです。岡山県は、低迷する教育県になってしまった。パフォーマンスの多い県知事が、音頭を取り必死になっても、一朝一夕には良くならない。古い思想から脱却して出直すことが必要と思われます。

さて、 NHK に対する風向きが厳しい。籾井(もみい)会長のハイヤー料金を私用のゴルフ利用でありながら、国民の納めた受信料で支払わせていた、ことや、クローズアップ現代のヤラセ問題など、どうなっているのかと思われることが多々あります。今回の籾井会長等の件で国民の反発が大きく、受信料の不払が多く増えているとのこと。

私は、籾井会長の公私混同のやり方に憤慨している。自分で稼いだお金でなく、強制的にお金を巻き上げた末に、オレのために NHK はある。 NHK はオレの物だ。という時代錯誤の程度の低い頭の構造でやることが我慢できず、受信料の自動引き落としを止めた。 NHK にはお金は払いたくない。 NHK が訴訟してくれば受けて立つ。最高裁まで行くつもりでいる。最近は裁判で NHK が敗訴した事案が報告されている。 NHK 内では動揺が広まっているようだ。

別段、 NHK を見なければ日常生活ができないわけではないし、やる事なす事華やか過ぎて無駄なお金の使いすぎだと思われる。月当たり約 2,000 円を強制的に巻上げることは許せないと考えている。日本の津々浦々で社会問題化している現状を、 NHK は真摯に考えるべきである。

八十八ヵ所を、久し振りに回ってきた。体力の続く限り続ける。新緑の美しい四国の自然はたまらない。

これからは、できるだけ書くようにします。お許し下されば幸いです。

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