馬場 勉コラム
『自今生涯』

第148回

ニューヨークへ

寒かった冬だったが、ようやく、桜の開花宣言が平年より早やく聞けるようになった、今日この頃です。

今月の初旬に、所用で、ニューヨークに行ってきた。日程の都合で駆け足で回ったが、 2 度目のニューヨークであったのだが、前の時とは、違った雰囲気を味わった。片道、成田・ニューヨーク間のフライトが約 14 時間と結構長い旅だが、何とか耐えた。入国の際、税関で英語(ツール)が話せず苦労した。逆に、外人が日本に入国する場合、話が通じなくて困るだろうから、国費で通訳のできる人を、空港など要所に配置することが、 1,000 万人以上の多くの外人さんを招くコツでもあると思う。ホテル・量販店には、中国語。韓国語の話せる店員がいるところもあり、商売繁盛で商魂逞しい。政府は、もっと外国語のできる人を観光に使うべきだろう。日本語の話せる店も外国にはある。

ニューヨーク市内を、クルマで案内してくれたが、路面が悪いのとクルマがスピードを出すので、気分は爽快でなかった。アメリカでは、軽四はダメでアメリカ標準の大きなクルマがアタリまえになっている。ニューヨーク市は財政難なのだろうか?道を舗装整備・修理できないのだから。

ニューヨークは、貧富の差が激しく、街がウオール街もあれば、貧困層のスラム街もある。世界のニューヨークだが、何でもありというところだ。

予定していなかったが、夜のライブハウスでバンド音楽を聴いた。思いのほかよかった。 1 時間余り、楽譜無しで、音楽を演ずるのは大変だろう。日本の浅草のような下町で面白かった。

メトロポリタン美術館とニューヨーク近代美術館に行ったが、何れもデッカ過ぎる。時間をかけてターゲットを絞る見方が必要だろう。それにしても多くの人が来ていた。ニューヨーク近代美術館には有名な作品があり、興味のある人にはたまらないだろうと思う。

一日がかりで、ナイアガラの滝のツアーに参加した。アメリカとカナダの国境にある。初めて陸路の国境を通過した。空港だけが国境でないことが分かった。勿論、海の国境の取り締まりもある。

思ったほど、寒くなかったが、今年は寒いとガイドの日本人は言っていた。川が陸により二つに分かれ、また一本の川になる構造の滝だ。スケールは大きい。ホテルも沢山あり、秋はベストシーズンで良いらしい。冬の景色も決して悪くなかった。自然環境を満喫することは、現代人には必要なことだろうと思う。ナイアガラには、ニューヨークから飛行機と、陸路を各々約 1 時間程行かなければダメな辺ぴな所、アメリカへの全行程は、十分に満足できたから良かったと思う旅だった。

昨今、雑用に追われて書くのが遅れ気味になって申し分けなかったが、一応目的を果たしたことにしてもらいたい。

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