馬場 勉のコラム
『自今生涯』
コーヒータイム
それなりに忙しかったので、このコラムを書くのが遠のいていた。手短に近況報告を致します。 9 月 16 日から 23 日までミャンマー(旧ビルマ)・インドネシアへ約 30 名弱で視察旅行に出かけた。飛行機に何度も乗り換えたためいささか疲れた。いずれの国も発展途上で、日本の高度成長期を思い出させる。特に、インドネシアのバンコクは、車の洪水。交通マナーは無茶苦茶。事故が少ないのが不思議なぐらいだった。
世界遺産であるインドネシアのジャワ島中部にあるボロブドゥールとプランバナン遺跡は世界三大佛跡の一つである。カンボジアのアンコールワット遺跡へは、過去に行ったことがあるが、それに比して優るとも劣らないものである。玄武岩で作られている。一見の価値はある。ボロブドゥールと比較して、ふと思ったのだが四国八十八ヵ所札所が世界遺産になれる有資格と判断した。
印象に残ったのは、ミャンマーのヤンゴンにあるミャンマー仏教の総本山の三角形(約 100m の高さがある)をした大きな黄金の塔の上層部には 6,000 を超える宝石が装飾に使われているシュエダゴォン・パゴタという仏塔。裸足で広い境内を歩くのだが、華やかな仏様など、とにかく賑やかである。ミャンマーの人は信仰心が厚い人が多く、沢山の人が訪れていた。尚、パゴタという仏塔はあちらこちらに存在している。
特に感じたのは、参加者の人物評価である。同行した人の中には、世間的にエライ人の奥様もいらっしゃったが、気が高そうで、私は見下されている感じがした。私の僻みだったかもしれないが、一般的に言えることは女性の方が地位・名誉・お金などを鼻に掛ける人が多いように思う。勿論、男性にも居るが…
総合的に判断してみると、観るべきところは多かったが、さほど楽しい旅ではなかった。朝早くから夜遅くまでの詰め込みで、少々体が疲れ気味であったことも影響しているだろう。
現在、不動産鑑定士(私を含む)は、仕事をこなすのに忙しくしている時期。調査と鑑定が続けてあるからだ。固定資産税の標準地の評価替え手続きに入っているところだが、一軒ずつ探して確認しながら写真撮影していく地味な作業が続いている。これと相通じることは、相撲の秋場所で一番一番取ってゆくのと同じである。また、四国八十八ヵ所を一ヵ寺ずつ回って行くのも同様で根気のいることだ。こちらの方は、早くて一年がかりで回って行くことになる。私は、現在 7 周目を遍路しているが、健康であることが証明されていることになる。とにかく、健康に感謝しながら、遍路することに楽しみを見い出している。
尚、世界三大佛跡にはあと一つ、ミャンマーのバガン遺跡群があるとのことだがまだ行っていない。何れ機会があれば訪れてみたい。
取り急ぎ、今日はこの辺で終わります。お読みいただきありがとうございます。