馬場 勉コラム
『自今生涯』

第118回

鏡開き

新年がスタートして 10 日余り。正月気分も抜けて、平常な日常生活に戻っているところでしょう。今日は「鏡開き」と暦には記載されています。いつまでも正月ではありませんから、新しい年を前進させたいものです。

巳(み)年です。すなわちヘビの年で縁起は良さそうです。脱皮するとか、神の使いだとか、良い印象を与えてくれますが、私が思うのはヘビは後退(あとすざり)しないことです。 S 字にぶれながらも前進するだけです。

年末年始はいかが過ごされましたか?私は、京都に行っていました。ホテルを取るのも一苦労でしたが、なんとか常宿に落ち着き、新春を積極的に行動しました。

伏見稲荷神社で心願成就の御祈祷をしてもらいました。都七福神参りを定期観光バスでお参りしましたから、たぶん、今年は福が舞い込みいい年になるでしょう。期待しています。

思いもかけなかったこと。其の 1 、母校中央大学が恒例の箱根駅伝で途中棄権したこと。上位校にもならず、鳴かず飛ばずで話題性はあまりないのですが、最多の 87 回目の出場の名門校だったのに、山登りでダウンした。コンディションを維持してタスキをつなぐのがいかに大変かを思い知らされました。残念ですが、一からの出直しです。上位 10 位までがシード校として残ります。棄権した為に、予選会から勝ち抜いてこなければなりません。どんなに練習していても、体の不調には勝てません。仕方ないことです。

其の 2 は、東京・築地の「初競り」で 222 ㎏の青森県大間産クロマグロが 1 億 5,540 万円で競り落とされたこと。マグロ1本が 1 億 5,000 万円超とは驚きだが、マスコミによる宣伝効果を考えれば、納得いく価格なのでしょう。テレビのニュースなどで騒がなければ、そんな値段はつかないはずです。後々の取引に高値定着で影響するのではないか、仲買人も渋い顔というところ。それにしても、すしチェーン(寿司屋)さんは、良く儲かる商売なんだなと感心しているところです。

1 月 6 日には、金刀比羅(こんぴら)さんにお参りした。長い石段を休みながらも登って祈願した。いい年でありますようにと…。道端に店を出している易者に手相を見てもらったら、 10 年に 1 回のいいめぐり合わせの年だとのこと。全体的にみて悪くない大変によろしいとの占いに気を良くしたところですが、ヘビのように前進あるのみで進みたい。我が人生に於いて、今年は記念に残る年にしたいものです。

本年も、御愛読の程をお願いします。

皆様にとって、良い年でありますように願い上げます。

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