馬場 勉のコラム
『自今生涯』
東京スカイツリーの経済効果は大
11 月も終わりになると、さすがに寒さが身に堪えるようになった。久方ぶりに東京に行く機会を得た。卒業した大学のクラブの総会があるいうことで、東京に行くことにした。
東京駅構内や丸の内側の変貌には、驚きがある。東京中央郵便局は外観だけ残して、高層ビルに建て替わっていたし、東京駅舎が改修されて、新築当時に近い形で綺麗になっていた。東京は、行くたびに変わっていて、元気がいいような感を受けた。最も感動を受けたのは、東京スカイツリーである。
東京の下町に、突如として 634 (むさし) m の電波塔がお目見えした。どこからでも、目立つので見える。デッカイ建物のわりには骨組みは細く、耐久力は大丈夫かと思うが基礎がしっかりしているため、心配することはないようだ。展望デッキに上るのも一苦労だ。団体で行くか個人で行くかどちらかだが、とにかく、大変な人でごった返している。土産物を買うだけで、順番待ちということからも分かることだ。
展望デッキから、東京及び周辺が眺められる。残念ながら、富士山は気候の関係で見えなかったが、冬場は綺麗に見えるだろう。展望デッキのさらに上 100m に展望回廊があり、追加料金で上れるが、順番待ちで時間がかかる。展望回廊は、歩いてぐるりと一回りできる仕組みになっている。何れにしても、高所恐怖症の人は怖い思いをするであろうと思われる。東京スカイツリーと下部の建物部分(東京ソラマチ)が複雑な構造になっているため、初めてだと迷子になる。
経済効果は、大きいと思われる。集客力が並大抵でなく大変なものであるから。出来てまだ間がなく、話題性があるが、時間が経っても人間の本能からして、高い所に上ってみたいという気持をかき立てるから、さほど訪れる人が減ることはないだろう。さすがに、東京はやることがデッカイと感動した。
従来の東京タワーの客が奪われる心配はあるが、それなりにどちらにもお客さんは訪れるであろう。例えれば、富士山のように高くなれば、裾野も広がる。同じように、東京スカイツリーが存在することにより裾野である東京全体が、底上げされるだろうからだ。
東京に行く機会があれば、東京スカイツリーに昇って東京を見渡すと良い。一見の価値があるといえる。また、機会があれば夜景を見に行ってみたいと思う。
ところで、来年のカレンダーが届いた。弊社は、毎年作製しているが大きなカレンダーで書き込みが出来るため、重宝がられている。この雑文を読んでくださっている皆さんで希望される人には、お送り致しますので御一報下さい。電話 086-222-6591 まで。数に限りがありますので、お早めにお願いします。
12 月は、衆議院の師走選挙があります。どのように日本はなるのでしょうか?日本全体が、元気でいい方向に進んでほしいものです。