馬場 勉のコラム
『自今生涯』
スポーツジムの効果抜群
梅雨の中休み。晴間がひろがりほっとする。梅雨明けまで少し間があるため、まだまだ、ぐづつくでしょう。
事務所から岡山駅まで 1 キロ余。以前は少し長く歩けば腰が痛くて歩いて行くのが難儀だった。スポーツジムで足・腰・肩・腕を鍛えているので、効果が出てきたのか?駅と事務所間を歩いたが、快適に歩けた。痛みは無し。やはりスポーツジムで鍛えた効果が表れたのだと喜んでいる。息も上がらず、階段の昇り降りができるようになった。めでたし、めでたしというところである。これからも続けてジムに通うことにします。運動と痩せることは直接の因果関係はないようだ。体重を落とすには食べる量を調整することが先決といえる。
最近のニュースから 3 題。
①世間ではあまり知られていない人で、すでに過去に栄光のあった人だが、団藤重光(だんどうしげみつ)先生が 98 才の長寿を全うされて老衰で亡くなったと新聞が報じていた。私が、 50 年前の大学生の頃、団藤刑法を勉強してお世話になった。今でも新鮮味を思い出す。岡山県出身岡山の第 6 高等学校を卒業しており、 33 才で東京大学の教授になり、最高裁の判事をなさったり、「東宮職参与」「宮内庁参与」の肩書きで宮内庁の相談役として天皇皇后両陛下から、絶大な信頼を得ていたそうだから、日本のために大変な尽力をされた人だった。惜しい人を失ったが、時が流れて過去の時代の人ということを実感した。大学時代に直接・間接でお世話になった先生方も殆んど亡くなられた。淋しい気持もするが、すでに自分自身が、社会的には高齢者の域に入っていることを再確認するべきだろう。が、私は元気でガンバッテいる。会合でも世代の交代を感じる。しかし、まだまだ第一線で活躍されている諸先輩たちを見るにつけ、私もまだこれからだと思っているところです。
②東京地検特捜部の検察官が虚偽報告書を作成した件。この虚偽報告書が影響したことは間違いないだろうといえるのが、小沢一郎さんが検察審査会の 2 度目の起訴相当の判断に影響して強制起訴になったことだ。検察官は、公益の代表者だから真実を求めて日夜努力し正義の確立のため努めているものと思い込んでいたが、虚偽の報告書を作成して事実を歪めるなどもってのほかで、重大かつ深刻な問題だと思う。非常に残念である。また検察庁の処分案に法務大臣が横槍を入れて処分内容が変った模様だが、指揮権発動の一端と思われる。この点についてもどうなっているのかと思う。
③政治家は舌先三寸で、選挙の時の公約は選挙が終われば反故にされるというのが常識だった。それではいけないということになり先の衆議院選挙辺りからマニフェスト(政権公約)なるものが紙に書かれてもっともらしく流布し、それを信じて選挙が戦われ、国民は投票行動をした。ところが、マニフェストで約束したことなど、うわの空でことごとくに違う方向に進んで行っているのが現実。結局のところマニフェストは何だったのか、絵に描いた餅にもならず騙されたという気持を国民に植え付けた罪は大きい。政局は、流動的でどうなるのかわからない。まさに一寸先は闇だ。私は約束したことを守ってくれる人が好き。当り前のことを当たり前に行うことだけである。野田総理大臣は政治生命を賭けると大見得を切るが野田さんが辞めても別段どうということもない。存在感が自分が思う程ないということだ。私の子供の頃は総理大臣といえば、偉い人という印象が強く、雲の上の人だったが最近は日替りの如くなってしまって、存在感がうすくなってしまったことは大変残念です。とにかく、約束したことはどういうことがあっても守り貫くという意気込みを示すことが大切である。それが信頼につながる。
思うに、経済活動を活発にするためには、とにかく世の中をかき混ぜてデフレから脱却することだ。物が動けば、税金が発生するから増収になる。何はともあれ、経済が活発になって物が動きまわる政治をする方が、消費税云々よりは効果的だと思うのだが…。