馬場 勉のコラム
『自今生涯』
小沢一郎民主党元代表が無罪
実質的に 4 月は今日で終りです。明日からは、ゴールデンウィークに入ります。良い気候になりました。天候は、周期的に変わっていたため比較的休日になればぐずついた天気が多かったのですが、これからはどうなるでしょうか。
桜も終り葉桜がきれいで、柳も新芽が芽吹き始めています。街路樹に植えられているツツジは、排気ガスにもめげず咲き始めています。
自然界は、新緑の候の大変よい時候になり、生きとし生けるものが再生を喜んでいる様子が読み取れます。
昨日は、小沢民主党元代表に無罪の判決が出ました。色々な見解はあるでしょうが、裁判所の判断が示されたのだから素直に受け入れたらよいでしょう。ああだこうだと主張しあうのが政界の実態ですが、世の中は何れにせよ前に進んでいかないと、遅れをとります。
時代は日進月歩しています。日々、良い意味でも悪い意味でも進行しているのですから、それに対応してほしいものです。経済の回復に全力を入れてほしいものです。あれもいかんこれもいかんとお金の出捐を締めてしまっては、世の中の経済は良くなりません。
一部の業界(会社)は過去最高の利益を上げているところもあるようですが、全体的にはよろしくないようです。本当に困っているところも多いのですから、政治を預かっている野田政権はしっかりしてほしいものです。消費税の増税に政治生命を掛けるとのことですが、思っているほどに価値ある生殺与奪の問題かどうか疑問です。もっとやらなければならない問題があるはずですが、執着するのは困ったものです。もっともっと広い視野にたって政治を行うべきでしょう。
それにしても驚くことは、政治家諸氏はどんな難問に直面しても、ご飯が喉を通らず痩せるというようなことは無いらしい。考え事があって痩せるような性格の人は政治家になれないらしい。野田総理、小沢元代表を始め錚々たる政治家達は、どんなに攻められてもふっくらと太って全然痩せたあるいはやつれたという雰囲気にならない。ということは、どんな難解な問題も客観的に突き放して見ることができる人達です。言い換えれば、どこ吹く風という気分になれる心臓に毛が生えた人でないと、大物政治家にはなれないということである。
普通の人の精神状態では持たないような状態でも、我関せずと他人事として判断できる見方ができないといけないのです。この点、色々気にする私などは見習わなければならない。世の中では精神疾患が問題視され「うつ病」などが社会問題になっているが、こういう病気にかかる神経の細い人は、政治家の爪の垢でも煎じて飲んで図太い人間になる必要がある、ということでしょう。