馬場 勉のコラム
『自今生涯』
暑さ寒さも彼岸まで
春分の日を迎えた。もうすぐ、桜が咲きますよ…といいたいところだが、今年の冬は寒かったため、桜の開花は遅れそうだ。昔の人はいいました「暑さ、寒さも彼岸まで」と。これからは、良い気候になるはずですが、遅れそうです。多少の誤差はあってもいずれ春になり、桜も咲きますから春の来るのを待ちましょう。
各種試験の合格発表の時期。また、卒業式も行われている。もう少しすれば、入学式が行われる。別れの寂しい時でもあるが、新しい希望に燃えた若者の喜びの時でもある。年々歳々人は変われど、時は流れ同じ事の繰り返しが綿々と続いている。
報道では、旧蒜山大山スカイライン(現:県道 大山上福田線)では、除雪作業がはじまった。例年の 1.5 倍の積雪量のため、開通が 4 月初旬にずれこむようだ。確かに、今冬は寒かった。厳冬の名残りに相応しく、雪の量が多い。もう少しの辛抱と思われるが、寒い御彼岸の墓参りでした。
岡山は、女性が強い。と、印象付けることがスポーツの世界でも立証された。岡山育ちで、岡山の天満屋に就職している重友 梨佐さんが、五輪への切符を手に入れた。岡山県人として、嬉しいことだ。天満屋勢は、オリンピックに連続して選手を送り出している。シドニーの山口 衛里さん、アテネの坂本 直子さん、北京の中村 友梨香さんに続いて、ロンドンの重友 梨佐さんである。4大会連続で五輪オリンピックに出場。その前にはバルセロナで銀、アトランタで銅を手に入れた有森 裕子さんがいる。彼女を含めると岡山から連続6大会出場となる。
また、岡山湯郷ベルの宮間さん、福元さんが、なでしこジャパンとして、ロンドン大会に出場することは間違いないから、これらの事実からしても、岡山の女性の輝かしい働きを褒めるべきである。岡山の女性はしっかり者で、男性を凌ぐ実力があることを証明したことにもなる。
いずれにしても結構なことで、素直に喜びたいと思う。
これらの元気さに影響されたわけではないが、私は70歳を前にして気力が充実してきた。仕事にもっと情熱を注ごうと意気込んでいる。一般的には、70歳に近くなれば、年金暮らしだとか、病院通いをしているという言葉が多くなるはずだが、おかげで私は健康である。見方を変えれば、70歳に7掛すれば49歳、すなわち、まだ50歳前である。気持だけは若く、まだガンバルという気持が益々強くなってきた。ハングリー精神で一層仕事に元気を出すということだ。
岡山に赴任されている支店長クラスの人は、50歳前後の人が多い。世の中の会社社長も60歳前後の人が主流を占めているようである。会合などで、支店長等と話す機会も多いが、別段、話に加われないこともなく、年齢的に何ら引け目を感じないから、気持の上では同じ年代だと思っているが…。
幸いにして、私は自由業(自営業)であるから、老けないで元気が出るのかと思っている。いずれにせよ、これからさらに、本業(不動産鑑定業とまちづくり総研)に精を出しますから、何分に宜しくお願いします。この際、営業活動もチャッカリさせてもらいますね...。
山陽新幹線が岡山まで延長されてから40年が過ぎた。東京から直通で岡山まで帰れるようになったことを、よく憶えている。それまでは、大阪で在来線に乗り換えていたため、面倒だったから、早く帰れるようになったという実感がわいてきたものだった。新幹線は 100 系、 300 系という車輌が引退するなど、時代は、確実に移り変わっている。時は、人を待たずである。