馬場 勉コラム
『自今生涯』

第85回

「初詣」と「年賀状」

新しい年が始まって 10 日が経ち、正月気分も過ぎ去り仕事に精を出されておられるころでしょう。私は、 三箇日は神社に初詣しましたが、 4 日から仕事を始めております。

今年の正月は、晴天にも恵まれ初詣の人出は多かったようです。岡山の最上稲荷は 58 万人の老若男女が押し寄せたとのことで、交通渋滞は大変だったことでしょう。私は一週間ずらしてお参りしましたので、さほどでもなかったです。

正月は、京都の伏見稲荷大社へお参りに行きました。商売繁盛、家内安全の定番を祈願しました。

2 日は、都七福神まいりを定期観光バスで回り、今年は幸運がありますようにと願ってきましたが、良い年になりますように願わずにはおれません。

8 日と 9 日の休みは、久しぶりに 5 回目の 88 ヵ所巡礼を始めました。うるう年は、逆打ちをするのが良いらしい。逆打ちとは、 88 番札所から 87、86 …と反時計回りにまわる回り方です。 1 番から 2 、 3 …と時計回りにまわるのを順打ちといっています。一般には、順打ちをするのですがうるう年は、逆打ちをするとお蔭が多いとかでそれにあやかりたいものです。

お遍路をすると心静かに癒されます。寒い時のため、気分も引き締まります。 88 番札所の大窪寺(結願所)周辺には雪が残っていました。標高が高いところですが、雪が降ったなごりです。今年中に 88 ヵ所のすべてを回りきりたいのですが、さてどうなりますでしょうか?あまり焦らずゆっくり巡るのもいいかもしれませんから。

賀状のやりとりも一段落した頃です。皆様から頂いた年賀状は、個性があるため楽しみに拝見しています。

長い文章を書いてこられる人、ありきたりの文言の人などさまざまですが、もらえば嬉しいものです。定年になり退職した、あるいは、今年の 3 月には定年退職するといったものがありました。だが、私はこれからひとガンバリするという意気込みを年賀状に書きましたから、頑張る年にしたいものです。

それにしても、昨年は災害が多かったので今年は平和ないい年になってほしいという気持が表れたものが年賀状の文言の主流を占めていたようです。

年々カラーの年賀状が増大しているようで、随分にぎやかになってきました。官製ものが比較的少なくなり、個性を自己表現したものが目立つように感じました。それにしても、手間ひまと製作費を考えれば一枚当たり結構なお金がかかっているだろうと思ったりします。年賀状をもらうことは嬉しいことですし、平素ご無沙汰している人やずっと昔の知人からの年賀状で元気に暮らしている近況がなんとなくわかったりで、年賀状は捨てがたい気がします。

昇り龍のように、今年は良い年になりますことを願わずにはおられません。どうぞ、皆様にとって良い年になりますように祈願しています。倍旧の御指導・御鞭撻の程をよろしくお願いします。

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