馬場 勉のコラム
『自今生涯』
残暑が厳しい毎日ですが…。
すでに、 9 月半ばになった。お彼岸もすぐです。秋らしくなるはずなのに、依然として日中は暑い。 30 度以上の日が続き熱中症になる人もいるという。気のせいかもしれないが、今年は台風が多く本土に影響するケースが目立つようだ。
台風の雨が降ったので、松茸は生えたのだが、松茸は暑いと立ち枯れならぬ立ったまま腐るのだ。 20 度程度が適温なので、暑すぎて生えたまま根元から腐っていく。そのため売物にならない。いずれにせよ、私にとっては、松茸は口に入らないからどうでもよいことではあるが、生産者はたまったものではないだろう。
また、梨とかレタスなどは病気が発生して秋の食べ物に異変が現れている。実りの秋を楽しみにしているのだが自然にまかせるより方法がないので、どうも世の中はうまくいかないものだ。やはり、四季がはっきりして、それに相応した気候と温度にならないと自然は、おかしくなってしまうようだ
「正心誠意」という言葉使いは知らなかった。一般的には「誠心誠意」と書く。幕末に活躍した勝海舟が、政治家の心構えとして大切なことは「正心誠意」で以って事に当ることが大切と、ものの本に書いているらしい。
私は、そのような立派な本は読んでいないからうとい。野田総理大臣は、初めての所信表明演説で堂々と自分の言葉として「正心誠意」と話した。野田総理大臣は「どじょう」の話しをしたり「正心誠意」と言ったり、学のあるところをそれとなく国民に知らしめている。学のない者にとっては、素晴らしい尊敬できる総理と映りありがたい立派な話に聞こえてくる。
それにしても、自己主張はするが記者会見などは嫌いなようで、ほとんどしないらしい。国民の知りたいことには応えず、一方通行のみだというのは、片手落ちですよ。
主張するだけなら、話術に長けた人は多い。相手(国民)の声に謙虚に耳をかたむけて応える必要があるのではないでしょうか。国会は短期間で閉めてしまう気らしい。長くやっていたら、不完全内閣だからボロが出る可能性が高い。とにかく、逃げるのが勝ちということらしいが、これでは困る。
マスコミ対応に神経をつのらせているが、大臣になれたので、舞い上がってしまって何を喋りだすかわからないから野放しにしておくのは怖い。だから、野党と渡り合うのは遠慮する方が良いということであれば、適材適所の人選ではないのではないかと思われる。
しっかり、国会をはじめ委員会等で議員は大いに議論をしてほしい。正直なところ、私は野田内閣にも期待できず、政治はどうでもよくなった。それでは困るのだが…。
しっかり頼みます。後生だから面白い世の中にしてほしい。お願いします。