馬場 勉コラム
『自今生涯』

第69回

暑中お見舞い申し上げます

昔、学校で高知県(土佐)辺りでは年 2 回稲作をすると教わった記憶がある。高知市や土佐市辺りを走らせていたら、すでにイネは実っていて、刈り入れができるような状態だった。刈り取り後、さらにもう一度作付けをするのだろう。いわゆる、二期作を行うことになる。

今年から、コメの先物取引市場が昨日から始まった。コメの基準価格 13,500 円より高い 18,000 円以上の入札だった。高値の為売買が成立しなかった。原発の影響でコメの収穫量が少なくなるという予測の為のようだ。コメの予想価格(先物価格)は、自然を相手にした作物(コメ)だからやってみないことにはわからない。そこに先物市場の存在価値があるということだろう。投機マネーが動く場でもある。

お盆が近くなりました。暦の上では、すでに“立秋”となりましたが、年間で一番暑い頃です。お盆を迎えるにあたって、夏草が生えた墓掃除をすることになります。これが大変です。特に墓石が焼けているため、やたら熱いのです。経験のある人でないとわからないでしょうが、汗が流れ熱中症になる危険もはらんでいます。墓守りは、先祖のために大切な行事ですから、元気に墓をきれいにできてありがたいことだと思いながらやりましょう。

マーケット(市場)では、円高だと騒いでいますが、政府が円高のため円介入しても焼け石に水。誰かが稼ぐだけで、ムダ金の投入になるだけといえます。市場の成り行きに任せればよいのです。なるようにしかならないのではないでしょうか、無理に介入して流れを変えようとしても、そう簡単ではないということです。投機スジを儲けさせ、思う壺にはまるだけです。また、為替を取り扱う金融機関は手数料かせぎができて儲かるのでどちらに転んでも結構な資金源になるということになります。いずれにしても、為替の変動で得をする人と損をする人がいるのは当然のことなのですから、基本的に成り行きに任せるのが賢明でしょう。

ここ数日、アメリカの国債の格下げに連動した株の大幅な値下がりの影響が大で、日本の株価はかなり下がっているようです。世界同時株安に入りました。経済知識がかなりないと株の世界での勝負には勝てそうにありません。やはり、玄人の活躍する世界のようです。

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