馬場 勉コラム
『自今生涯』

第42回

御神籤は「凶後大吉(きょうのちだいきち)」とのこと

新年あけましておめでとうございます。

本年も御愛読の程よろしくお願い申し上げます。

すでに、平成 23 年の仕事は始まっています。 4 日の岡山経済同友会主催の「平成 23 年新年祝賀互礼会」から事始。現在、年越しの仕事をこなしているところです。

皆様、年末年始はいかがお過ごしでしたか?さぞかし楽しく愉快に思い出に残るよいお正月だったことでしょう。私は、大好きな京都で神社参りに専念していました。元旦は、総本宮稲荷大社(伏見稲荷大社)へ商売繁盛を祈願にお参りしました。大変な人でした。足の便が良く電車で行けるので神社入口まではそんなに苦労はありませんが、長い列に従っての参拝ということで気長に時間をかけてお参りしたところです。最上稲荷(岡山市北区高松稲荷)も勿論お参りしますが少し道路が空いてからにします。クルマが渋滞してどうにもなりませんから…。泣かされたことがあり三ヵ日間はもうこりごりです。

さて、今年の運気を仰ぐために“おみくじ”を引いてみました。そうしたら、初めて拝見した文言が飛び出してきました。曰く『凶後大吉』とのことでした。

みさとしは「名にも知れ天の益人平坂をふさぎし石ぞ命なりける」とのこと。その意味合いは「これまで死ぬる思いの苦労をつづけて、やっと峠を越したところである。ここで過去を精算して、再出発せよ。幸運は前途に待って居る」と。そういえば、昨年は気分的にへこんだときもあったのも事実だけれど、なんとか乗り切ってきた。胸突き八丁の峠も乗り越えたと思っているところでした。

“おみくじ”では、峠を乗り越えたところであるとのこと。更に進んで、今年は良くなるということだからガンバロウという気持になった。不思議なもので神様仏様のお言葉ひとつで人間の気持は変るものだと思う。その他、はしごした神社でも同様に“おみくじ”は「大吉」の率が高かったから気分を良くした年始めでした。何れにせよ、鰯の頭も信心からだから心の持ち方だ。

今年は良くなりそうだとウキウキした気分になっているが、慎重に謙虚に世渡りしなければと思っている。

新年早々皆さんから多種多様の年賀状をいただき感謝しています。個性的なもの、文切り調のものなど様々。カラーものが多くなり全体的に明るい基調な年賀状が多くなったように感じた。しかし、元旦からほとんど晴れ着姿をみかけなかった年だった。思うに、世の中が不透明で行方を見失って暗い心境の時だからこそ、明るい色調のものが好まれて希望に燃え将来に憧れを感じさせる方向に走っているのかもしれない。年賀状のなかには政治を嘆いていても仕方ないから自分の力で切り開いていくことが大切だという内容の文面のものもあった。その通りだと思います。菅総理はアカンという前に、自分自らの手で運を掴む気持で国民の皆さんが元気を出した方が良いでしょう。他力本願はやめて自分で道を開いていく勇気と気力を持つ年にしたい。

とにかく、各種団体が組織防衛に汲々とするのではなくそれぞれが本来の機能を発揮し、かつ、各人が個性を強く押し出して生き残るために前向きに前進することにしましょう。今年もよろしくお願い申しあげます。

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