第121回(平成25年2月18日)

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信じる人は儲(もう)けるか?


 西大寺観音院の西大寺会陽が、 16 日夜行われた。寒い日々が続いていても会陽が終われば、岡山平野に春が訪れるのである。会陽のぶつかり合いで、宝木は、 2 本とも寺坂グループが争奪戦を制して獲得したとのこと。個人単独で手に入れていた時代もあったのだが、昨今はグループによる頭脳プレーが必要なようだ。また、宝木取りのため、平素から体を鍛えている。要するに、宝木取りのための練習をしているということだ。地道な努力の賜物ということができる。

 少し前のニュースになるが、株のファンドマネジャーを職業としている人が、夫婦共々殺された。殺した人との金銭トラブルがあったらしく、被害者は、並外れたセレブな生活をしていた。株式に手を出す以上は、勝つ時もあれば負けることもある。二つに一つだということを認識すべきだろう。仲介をしている人は手数料稼ぎをしているのであって、勝負はお客さん同士でやっているということ。株を取り扱っている証券会社などは、お客さんが頻繁にやり取りをして株式等を動かしてくれれば、儲かる仕組みになっている。パチンコ店舗と同じ構造なのである。すなわち、遊んでいるのは、お客様同士でいわゆる施設利用料を支払ってもらっているだけである。株式を扱う会社もパチンコ店も同じ形態であるということ。

 儲(もう)けるという字は、信(しん)じる者あるいは諸(もろもろ)の人という字の合体になっている。私なりに解釈すれば、儲ける人は諸の人がいる中にあって、人の噂話に左右されず、自らを信じて行動している人が勝つということだといえる。自分が信じてやったことであれば、仮に負けても諦めが付く。他人のいうことを信用したのであれば、騙されたということになり、逆恨みが高じて殺人にまで至るということだ。

 株式のやり取りをすることは、決して悪いことではなく頭の体操にもなって、ボケなくなるはずです。ただし、自分の自由になる遊び金でやる必要がありそうだ。というのは、すべて損しても、出資した限りで終わる内容のものであれば、自分の考えでやったことだから、自業自得で納得もいくだろう。

 私の知人で、先物に手をだして財産を持ってゆかれて、すっからかんになった人がいるが、あまり欲ボケしないことだと思う。損した者がいれば、必ず儲けている者がいる。あくまで、遊びと思って余裕のあるお金の中で頭の訓練をしながら、ボケ防止に努めましょう。

 話は変わるが、日本経済新聞に掲載されている「私の履歴書」を楽しみに読んでいる。現在は、オンワードホールディングス最高顧問の馬場彰(ばばあきら)さんの一代記です。馬場(ばば)という同姓のため、近親感があったので興味を持ったが、創業家の流れを汲んだ人ではなく大学を出て入社したプロパーの人だ。一代記の書ける人は幸せだ。私が 30 回に分けて、自分の人生を語ろうと思っても書くことがない。平々凡々の人生で、波瀾万丈ではないからだ。一代記あるいは自分史が書ける人は、充実した人生を送ってこられて幸せだといえる。

 心に残った馬場最高顧問の文章の記述は、@入社後に会社を辞めたいと父に相談したとき「まあ、もう少し頑張ってみろ。石の上にも三年というだろう」という父の言葉に我慢した結果、今日があること。A 38 才で社長就任の打診を受けて社長に就任したときに、父が禅僧に書いてもらったという色紙の「人生不如意十常八九」という言葉を、今でも座右の銘にしているとのこと。文言の意味は「人生は十のうち八か九は思い通りにならない」という戒めが込められている内容のようだ。参考になる。B馬場氏本人の為になる考え。すなわち「人間には年齢相応の知恵しかない」だから、先輩をはじめ他人からよく話を聞いて参考にするということ。政治家になりたい人は若さを売物にしたがるが、たしかに若いだけが能ではない。定年後の人が、うろうろしているのはもったいないことだ。世の中に役に立てることもあると思うのだが、そういう機会が少ないのも現実だろうかと思う。

 お四国病が、また頭をもたげてきた。冬場は、山の上にあるお寺さんは遠慮したいところだ。平地で天気も安定していたので、昨日、徳島県の四国霊場第一番札所霊山寺から第七番札所十楽寺まで、順打ちで 7 回目になるお参りを始めた。次回は未定です。

         

株式会社 馬場総合鑑定所

馬場 勉

 

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