第50回(平成23年2月28日)

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「雪だるま」と「つるべ落とし」の経済


 聞くところによれば、お金は貯まりだすと雪だるまの如く貯まるらしい。反面、出費が激しくなるとつるべ落としのように加速度的に出ていくらしい。確かに、どちらの方向も度が過ぎれば一気に進行するようだ。

 金持は、けちだといわれるが、けちだからこそお金が貯まるのであって、気前よく宵越しの銭は持たぬという江戸っ子気質であれば、底の抜けたバケツのように抜けてしまうから貯まらないのだろう。

 欲張って一山当てようと、人の言うウマイ話を信用すればとんでもない事にもなる。世の中の経済評論家と呼ばれているセンセイの“予想(よそう)”を信じた場合、予想は逆にいえば“うそよ”ということになって、外れることが多い。やはり、儲けるためには、自ら信じる者が儲かるということらしい。従って、自分が信じて行動したときは、仮に損をしても諦めがつくということにもなる。

 知人の曰く、大手の銀行からの投資話でファンド系の商品を買わされて大損をしたということだったが、リスクをどうとるかだろう。説明不足だったか、或いは欲呆けしたかだろう。

 ファンドやリート類は、すべて稼げるものばかりではなく、損をすれば投資家がその損を被るだけであり、ファンドを立ち上げている人は運用手数料などはチャッカリ頂くから、お客様が得をしょうが損をしょうが痛くも痒くも無い。冷酷な心情と冷徹な判断のもとでビジネスとして行われている。

 ただ、ファンドの購入者から色々と苦情や批判されてうっとうしい話を聞くようになることはあるだろうけど、そんなことには構っていられないというのが本心だろう。

 いずれにしろ、そんなにいい話が転がっているわけではないから大手金融機関の儲け話でもうっかり投資話に乗ってはいけないということだろう。ただ、しかし、勿論稼げるときもあるのも現実だが…。

 株式にいたっては、証券会社は仲介による手数料稼ぎが主たる目的だから損をする者、得をするものがいて当然。お客さん同士がキャッチボールをしているのであって仲を取り持つだけのため我関せず。すなわち、お客様の自己責任にしておけばよいということ。とにかく動いてなんぼの世界だから、何でもいいから少しの値動きになる材料を捜し出して、それをネタに投資心理をくすぐって買ったり売ったりしてもらえばよい。所詮は、そういう世界の話だからそれをよしとする人が参加することになる。そうであれば、参加者は物分りがよくて悟って苦情も出ないはずということだろう。

 株式にしろ、ファンドにしろ、素人というか知識に乏しい人やお金に執着する人などは、リスクが大きい商品には頭をあまり突っ込み過ぎない方がよさそうです。しかし人間には欲がある。一度得をすればまたあわよくばという気になる。「柳の下にいつもどじょうはいない」のたとえではないが、そうそういい話ばかりではないことだけは真実だろう。

 思えば、インターネット関連の仕事だってここ十数年の急成長産業である。孫正義さんなどのように成功した人もいるが、反面、同じように成功を夢見た人はごまんといるが、そういう人達の殆どは、成功していない。だから、厳しい現実が横たわっているということだけは間違いない。

 そうであっても、挑戦することは楽しい。失敗しても自分で納得できればそれはそれでよいことだから、いいではないですか、何もしないよりはましです。浮き沈みは人生そのものですから、思い切って試みてやってもよいかもしれません。

 人間どんなに長生きしても 125 才が限度ですから楽しくやることが一番いいことでしょう。悟ったような見方ですが、私はまだ人生に未練があり、かつ、欲がありますのでこれからますますガンバリます。

 話は変るが、日本人に人気のある国の代表みたいなのがニュージーランドである。以前、ニュージーランドの南島に行ったことがある。ニュージーランドはどこに行っても日本人が定住していたため強く印象に残っている。地震により、クライストチャーチ市の語学学校キングス・エデュケーションが入居していたビルが見るも無残に全壊した。日本からの語学留学中の人達が犠牲になった。

 日本の女子マラソンの選手陣も強化合宿に行っていた。走る練習のためにわざわざニュージーランドまで行かなくても日本国内でもよいのにと思うが、日本人に人気のある国であることは、合宿に活用されたことでも立証されたといえるわけです。

 

株式会社 馬場総合鑑定所

馬場 勉

 

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