第33回(平成22年10月20日)

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”まつたけ”が大豊作!

 しばらく執筆をご無沙汰している間に、随分とすごし易くなった。世の中では、色々な事柄が走馬灯のように行き交っている。思い出すままに、つづってみた。

 今年の夏は、記録的に暑かったため、野菜とか果物や魚介類の出来に異変がおきている。野菜の高騰に悲鳴が聞こえてくる。一方、“まつたけ”は毎年不作が続いて色々原因がもっともらしくいわれていたが、今年は近年にない大豊作で例年の 10 分の 1 ぐらいの値段に低迷しているらしい。それでも、高くて私の口には入りそうにもない。残念。

 自然界は、天候に左右されるところが大であるから、人工的に安定的な供給が出来るようにすることが要求されそうだ。世代間にわたるうなぎの養殖が可能な時代になったのだから。

 年齢についてふと思う。年齢以上のものは書いたり表現することは出来ない、という私見を小説家の渡辺淳一先生がものの本に書いていたが、その通りでしょう。

 特に、小説は、私生活の経験をネタに、話をふくらまして面白おかしく魅力的に書けるかどうかにかかっているのだから、作家自身の年齢以上の未経験なことは深く説得力をもって執筆出来ないという。なるほど、その通りだろう。

 年齢から連想してふと疑問に思ったのは、東京第五検察審査会が小沢一郎議員を「起訴相当」として強制起訴されることになった。しかし、クジで人選された人は男 5 人、女 6 人の計 11 人で、平均年齢が 30.9 歳(後に訂正があって 34.55 歳)とのことであった。あまりの若さにビックリした。常識的に見て、日本の成人の平均年齢は 50 歳前後になるであろうと思うのだが、平均年齢で30歳前半の人達が数回の合議で人を抹殺出来るような判断が、はたして出来るものなのでしょうか?本件はよくわからない事案の内容だから、裁判所で判断して欲しいと思うのも人情としては否定できないが、有罪確定までは推定無罪とはいえ、一度起訴されれば政治生命にダメージが大きいし、無罪になったとしても、その間にかけた時間と費用は大変なもので、取り返しのつかないことになる。誰か結果に対して自信を以って、責任をとってくれる人がいるのだろうか。もっと慎重さがあってしかるべきだったと思うのは、熟年の域に入った私だけではないはず…。

 話は変わるが、全世界の人が、テレビでリアルタイムに地上や地下から放映された映像を、固唾を飲んで見た。地下約 700 mから70日間に及ぶ救出劇の末に、 33 人が地上に生還したことに歓喜した。すなわち、チリのコピアポの鉱山落盤の救出劇だ。誰も拘禁性ノイローゼにもならず、よくガンバレタものだと思う。リーダーの強力な統率力、人心の掌握管理能力など、一般社会においても参考かつ勉強になることは多い。英雄視され、本に、映画にこれから忙しいらしい。人生が大転換することが本当にこの世の中でおきるのだ、という現実を見聞し、かつ身近に実感した。

 中国では、反日デモが中国の成都、西安、鄭州、綿陽などで行われ、日本の企業の店舗の破壊や日本車を壊すなど暴徒化している。一部の若者の跳ね上がりだと言ってしまえばそれまでだが、どうも伝聞では、大学は出たけれど就職先がないという高学歴の若者の不満のはけ口とも受け止められている。そうだとすれば、とばっちりを受けた日本企業はやりきれない。もとをただせば、沖縄県の尖閣諸島付近における中国漁船衝突事件をきっかけに起きた事件が発端である。対日抗議行動や反日デモの拡大は困ったものだが、本質的には中国の政治体制に対する不満のはけ口となった側面もあるということ。だから、常にいつ爆発するかわからない状態の不安定な状況下に中国があることだけは確かなようだ。

 日本は、不満のはけ口の格好の餌食になっているということか?

 

株式会社 馬場総合鑑定所

馬場 勉


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